歯を失ったら、
健康生活へのSOS!
適切な治療で健康を
守りましょう
Protect your health
with proper treatment
「歯を失ったところを、痛みや違和感がないから」と言って放置していませんか?歯を失うと、歯がなくなった部分を補うように、残っている歯が動いて噛み合わせが変わったり、噛む力が弱くなったり、発音がしにくくなったりなど、さまざまな悪影響が現れます。
また、歯を失うことで、見た目が気になり、人と会うことが億劫になることで、外食やコミュニケーションの機会が減ったり、また食事が億劫になることで栄養不足になりやすく、認知症などの全身疾患のリスクが高まるなど、患者様の生活にも悪影響を及ぼすことがあります。歯を失ってしまったところを極力放置せずに、失った歯を補う適切な治療を行い、患者様ご自身の健康で生き生きした生活を守ることが大切です。
失った歯を補う治療方法
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入れ歯
歯を失った場合の代表的な治療方法です。入れ歯といっても、その種類や治療方法はいくつかの種類があり、治療期間や入れ歯の材料、さらに使いごごちに至るまで、さまざまです。一般的には、入れ歯は、隣の歯にフックをかけて人工の歯で、患者様が失った歯を補う治療になります。
また必要に応じて、他の歯を少し削ることもあります。また、ものによっては、お口の中に入れた時に違和感を感じることもあります。取り外しができるため、食後は外して洗うなどのお手入れが必要になります。 -
ブリッジ
少数の歯を失った場合の治療法で、入れ歯やインプラントと比べて、適応範囲も限られます。取り外しのできない固定式の人工歯によって、失われた歯を補う方法です。
一般的には、両隣の歯を大きく削りその歯を土台として、かぶせものにダミーの歯をとりつけたものを、両隣の削った土台の歯の上に装着します。固定式のため、噛んだ時などお口の中の違和感は少ないのが特徴ですが、土台となる歯には大きな負担がかかります。 -
インプラント
顎の骨に直接ねじ型のインプラント体(人工歯根)をうめこみ、歯を作る治療方法です。骨を土台とするため、入れ歯などのようにずれる心配が少なく、噛む力を大きく回復させることができます。
またこちらは、少数の歯を失った場合から多くの歯を失った場合まで幅広く治療することが可能です。ただし、保険適用外の治療であり、また治療期間が長くかかるという特徴もあります。
入れ歯治療について
「せっかく入れ歯を作ったのに、お口に合わず、噛めなくて困っている」そんなお悩みはありませんか?当院では、患者様のご要望やお口の状態に合わせて、最適な入れ歯作りをご提案いたします。また、患者様がすでにお持ちの入れ歯が合わなくなった場合には、入れ歯の調整や、新しい入れ歯作製などのお悩みにも対応しています。
特に、合わない入れ歯を我慢して長期間使用し続けていると、お口の環境や機能などに悪影響を及ぼす可能性があります。「今お使いの入れ歯が合わない」「入れ歯がずれて噛めない」「入れ歯を使うと当たって痛い」など、入れ歯のお悩みがありましたら、ぜひご相談ください。
Risk
合わない入れ歯には、
次のような
リスクがあります
- 食事が楽しめなくなる
- 歯が移動してしまう
- お口の中に傷ができる
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入れ歯治療の
メリット・デメリット
メリット
- 保険適用内の義歯は、
比較的安価に作れる - 治療回数や期間が比較的短い
- 多数の歯を失った場合にも
治療可能 - 他の歯の負担が少ない
- 修理して長期に使用できる
デメリット
- 噛む力が弱い
- 取り外しや
入れ歯の洗浄などが面倒 - 違和感が大きいことがある
- ずれたり外れたりする
入れ歯の治療法
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部分入れ歯
残っている歯が一本でもある場合、その歯を使って、入れ歯を固定することができます。この部分入れ歯は、歯を一本失った場合から、お口の中のほとんどの歯を失った場合まで、あらゆる場合に対応可能であるため形もさまざまなものになります。
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総入れ歯
歯を全て失った場合、総入れ歯になります。こちらは、入れ歯を固定する歯がないため、口腔粘膜に吸着させて入れ歯を固定します。総入れ歯になると、部分入れ歯と比べて、土台がなく「入れ歯が動きやすい、ズレやすい」と思われる方も多いですが、適合の良いものであれば、粘膜に吸着してズレにくくなります。
T y p e 入れ歯の種類
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レジン床義歯部分入れ歯、総入れ歯
保険適用の入れ歯で、入れ歯を作るときには第一選択になることの多いものです。レジンというプラスチック素材でできています。(部分入れ歯の場合には、レジンに金属製のバネを組み合わせてできています)治療費が安価で、治療期間も比較的短いものの、レジンは割れやすい材料なので、入れ歯の強度を維持するために分厚く作る必要があるため、お口に入れた時に違和感を感じやすいというデメリットがあります。
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金属床義歯部分入れ歯、総入れ歯
自由診療(保険適用外)の入れ歯です。外から見えない、入れ歯とお口の粘膜に接する部分が金属でできているため、丈夫で壊れにくいものになります。また、金属部分を薄く作ることができるため、お口の中での違和感も少なく、精密に作ることができるため、お口に適合しやすいのが特徴です。また、金属は熱伝導率が高く、温度が伝わりやすいため、お食事をより楽しむことができます。
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ノンクラスプデンチャー部分入れ歯
自由診療(保険適用外)の入れ歯です。部分入れ歯を作る場合、残った歯に金属のバネをかけて固定する必要があり、この金属のバネが、場所によってはとても目立ってしまいます。ノンクラスプデンチャーは、この金属のバネを、歯肉の色に似た特殊な素材で作る入れ歯です。見た目がとても自然で、素材も柔らかく、違和感が少ないという特徴があります。
入れ歯が出来上がっても、
調整をしてお口に合わせる
必要があります!
当院では、どの入れ歯も丁寧に作製致しますが、入れ歯は、最初から完璧に患者様のお口の中にぴったり合うわけではありません。歯科医院で数回調整をしながら、患者様が少しずつ入れ歯に慣れて、しっかりと噛めるようになります。
B r i d g e ブリッジによる治療
両隣の歯を削り、型をとったあとに、一塊の繋がった歯を入れるブリッジの治療には、以下のようなメリット、デメリットがあります。
メリット
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しっかり固定されるため、
違和感が少ない歯がない部分はダミーの歯で補うことができて、その両隣を残った歯に固定するため、お口の中で違和感を感じることが少ないと言われています。
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比較的短期間で治療が終わる
患者様のお口の中の状態にもよりますが、例えばインプラント治療と比較すると、外科処置などを必要としないため、比較的短期間で治療が終わる場合が多いです。
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保険適用内であれば、
治療費が比較的安価ブリッジ治療には様々な材料がありますが、保険適用内のものを選べば、治療費は比較的安価になります。
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噛む感触が自分の歯と近い
残った歯を支えとしているため、入れ歯よりも噛む力を回復しやすいと言われています。
デメリット
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隣の歯をたくさん削る
隣の歯を削らなければならないのがブリッジの大きなデメリットです。削ってしまうことで、その歯の寿命が短くなる可能性もあります。
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支える歯の負担が大きい
ブリッジの土台になる歯には、とても負担がかかります。
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適応範囲が限られている
ブリッジによる治療は、例えば、たくさんの歯が残っていない人はできない、奥に支える歯がないとできない等、適応範囲が限られています。
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見た目が悪い場合も
保険適応のブリッジの場合は、銀歯とプラスチックで作られているため、見た目が悪いことがあります。セラミックの白いブリッジもありますが、その場合は自由診療になるので、担当医とよく相談して選びましょう。
また、インプラント治療について、詳しくはこちらのページも是非ご覧ください。